【学習コラム】大学入試改革の影響!中学入試で増加する「発想力」問題
2023.11.28
学習コラム
中学入試で出される問題は今、大学入試改革後、年々出題内容が変化しています。
その中でもひと際目立つのは「発想力」を問う様々な問題が増えていること。
これは実際の中学受験で出された問題です。
(香里ヌヴェール学院中学校 B1日程入学試験 )
4つの問いがあるのですが、最後に問4は「より良い社会のために、あなたがこれから新しい自動販売機をつくるなら、どのような自動販売機をつくりますか。また、なぜそう考えましたか。理由も含めて200字以内で書きましょう。」とあります。
答えは1つではなく、無限にあるこの問題。あなたならどんな自動販売機を作りますか?
自分なりに発想して、考えをまとめていくためにはさまざま情報源から自分の意見やアイディアをまとめて、筋道を立てながら柔軟に考える力が必要になります。
「練習」すれば伸びるその力。
では、ここで、今日からできる3つの「発想力」を伸ばす3つの具体的内容をご紹介します。
おはなし発想力
子どもたちに自分で物語を作るワークショップを行います。
テーマを決めて、その中で登場人物や状況を考えます。
例えば、「未来の宇宙旅行」や「森の中の不思議な動物たち」
・テーマ発表
・登場人物や状況のアイディア出し
・グループでアイディアを共有し、ストーリーの枠を作成
・個々の子どもたちがストーリーを完成させる
・作った物語を発表し合う
絵画発想力
テーマに対して、自分の発想で絵を描く
例えば、「夢の中の動物」や「自分の未来の家」
・テーマ選定
・発想のアイディアスケッチ
・カラフルな素材を使用して絵を描く
・作品に込めた思いやストーリーを説明
・作品を展示し合う
楽曲発想力
歌詞だけ見せて、曲を想像して自分なりにイメージします。
・歌詞を発表
・歌詞から創造するその歌の曲調をイメージ
・イメージを言葉にして発表する
・実際の曲を聴く
・イメージとの相違を楽しんで確認
発想力は磨けば光る能力。しかも学業や仕事だけではなく、
生きていくためにも重要な力で、これからの時代、ますます重要視されます。
是非意識して育てていきましょう!