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なぜ発想力が今の子どもに欠かせないの?親としてできることは?

2024.08.27

学習コラム

みなさん、発想力という言葉を聞いたことがありますか?
発想力とは、新しいアイデアを生み出す力、つまり、頭の中で何か新しいことを考える力のことです。

今の時代、AI(人工知能)がどんどん進化して、私たち人間の仕事の一部を引き受けるようになっています。でも、AIにはまだできないことがあります。それが、発想力です。

例えば、子どもたちが学校でテストを受けるとき、昔は「〇」か「×」で答える問題が多かったかもしれません。でも、今では「どうしてその答えを選んだの?」と理由を問われることが増えてきました。この「どうして?」を考える力が、これからの世界でとても大切になります。

では、発想力を育むために、子どもたちにどんなサポートができるでしょうか?
まずは、子どもたちの好奇心を育てることが大切です。
好奇心が旺盛な子どもたちは、新しいことを学ぶのが大好きです。
これが、発想力の土台になります。

1. 家庭でできる発想力の取り組み方

知らない本を一緒に読む
本は、子どもの発想力を広げる最高のツールです。ただし、いつも同じようなジャンルの本ばかりでは、発想の幅が広がりにくくなります。たとえば、普段は物語の本を好んで読む子には、科学や歴史、芸術に関する本を選んでみてください。それらの本を通じて、子どもは未知の世界や新しい視点に触れることができ、考え方の幅が広がります。

さらに、親がその本を一緒に読んで感想を話し合うことで、子どもが感じたことや考えたことを言葉にする練習ができます。この過程で、子どもたちは自分の考えを整理し、他者と共有する方法を学ぶことができます。

新しいスポーツや活動に挑戦する
スポーツや新しい活動への挑戦は、身体だけでなく、脳にも刺激を与える効果があります。たとえば、サッカーやダンスのような協調性が求められるスポーツは、チームワークや戦略的思考を学びます。
また、絵画や音楽といった創造的な活動は、子どもたちが自由に自分のアイデアを表現することができます。

このように、異なる種類の活動を通じて、子どもはさまざまな角度から物事を捉え、異なるスキルを組み合わせる力を身につけます。これにより、柔軟で独創的な発想ができるようになります。

新しい場所に旅行に行く
旅行は、子どもたちの発想力を劇的に向上させる絶好のチャンスです。新しい場所に行くと、その土地特有の文化、風景、習慣に触れることができ、日常とは異なる視点を得られます。例えば、外国に行くときには言葉や文化の違いに驚かされることが多いですが、これが子どもにとっては大きな学びの機会です。

旅行中に感じた驚きや発見を、親子で話し合う時間を持つことが大切です。その体験を振り返ることで、子どもは自分の考えや感覚を整理し、新たな視点を得ることができるでしょう。この過程が、子どもの発想力をさらに豊かにしていきます。

2. 発想力を鍛える「壁打ち」トレーニング法

「壁打ち」トレーニングとは?
「壁打ち」トレーニングは、発想力を鍛えるために非常に効果的な方法です。具体的には、子どもが何かアイデアを思いついたとき、そのアイデアに対して親が質問を投げかけることで、子ども自身がそのアイデアをさらに深掘りする手助けをします。

例えば、子どもが「このおもちゃでこうやって遊んだら面白い!」と言ったら、「どうしてそう思ったの?」とか「他にどんな遊び方があるかな?」と質問をしてみてください。これにより、子どもは自分の考えを言葉にして説明することで、考えを整理し、新たな発見をすることができるのです。

「壁打ち」トレーニングを日常に取り入れる方法
このトレーニングを効果的に行うためには、日常の会話の中で自然に取り入れることが重要です。たとえば、夕食時に今日あったことを話しながら、「どうしてそう思ったの?」や「他にはどんなことができる?」といった質問を子どもに投げかけてみましょう。

また、親子で一緒に問題解決のシナリオを作って遊ぶのも良い方法です。例えば、「もし家にゾウが来たらどうする?」といった架空のシナリオを考え、それに対する解決策を子どもと一緒に話し合うことで、楽しく発想力を鍛えることができます。

「壁打ち」トレーニングの効果
この方法を続けることで、子どもは「考える力」を自然に身につけることができます。そして、親からの質問に対して答えを考える過程で、新しいアイデアが生まれることもあります。このトレーニングは、子どもが自分の考えを深めるだけでなく、他者との対話を通じて、柔軟な思考力を身に付けることが出来ます。

3. 発想力を育てるために、親ができること

親としての役割
発想力を育てるためには、親がどのように関わるかが非常に重要です。
まず、親自身が好奇心旺盛であることを示すことが大切です。
新しいことに挑戦し、未知の分野に興味を持つ姿勢を見せることで、子どももそれに影響を受け、自ら学ぶ意欲を高めるでしょう。

また、親は子どもの「なぜ?」に対して真摯に答え、さらなる問いかけを促すことが求められます。
たとえば、子どもが疑問を抱いたとき、その答えを一緒に考えたり、調べたりすることで、親子で共に成長していく姿勢を見せましょう。

家庭での実践方法
家庭では、子どもが自由に発想を広げられる環境を整えることが重要です。たとえば、家の中に小さな「発想ノート」を作り、子どもが思いついたアイデアを書き留めたり、絵を描いたりできるスペースを用意してみてください。これにより、子どもは自分のアイデアを大切にする習慣が身につきます。

さらに、家庭での会話の中で「あなたはどう思う?」と問いかけることで、子どもの考えを引き出し、深堀りすることができます。親がその意見に共感し、さらなる対話を楽しむ姿勢を見せることで、子どもは自分の考えに自信を持つようになります。

まとめ

これからの時代、発想力は子どもたちが未来で活躍するための不可欠なスキルです。親として、好奇心を刺激し、新しいことに挑戦させることで、その発想力を育てていきましょう。日常の会話や活動を通じて、子どもが自由に考え、自分の意見を発信できる場を提供することが、発想力を育む鍵となります。親子で一緒に楽しく取り組んでいきましょう!

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